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◇2011-10-26 (水)
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三郷町公開セミナーの2回目を開きました

10月26日夜、三郷町文化センターの第2回公開セミナーを開き、本学の地域公共学総合研究所の田口貞善教授が講演しました。テーマは「新しい環境への人の適応能力」で、今回は高地環境(低酸素環境)に対する人の適応について語り、高地トレーニングによる効果や陸上競技で活躍したアベベ選手及び自身のこれまでの研究について紹介しました。

高地で運動をすると呼吸が苦しくなるのは、体に必要な酸素量を摂取しようと臓器が活発に動くためで、この環境を活かした高地トレーニングを取り入れるスポーツ競技が増加していることに触れながら、陸上競技の長距離走において、エチオピアやケニアなど高地を母国に持つ選手の強さの秘密を解き明かしながら紹介しました。

そして、高地環境で持久性のトレーニングを行うことにより、選手はトレーニングを止めた後でも生命を維持するために必要なATP(アデノシン三リン酸)を作る機能が更新されることや、脂肪酸を上手に使ってエネルギーを生み出していると考えられることなどを語りました。

最後に参加者から「誰でも高地で生活すればよい結果が生じるのでしょうか」など熱心な質問もあり、ラットが適応した事例を上げながら個人差も視野に入れる必要性があることを伝え、公開セミナーを終了しました。