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◇2011-10-22 (土)
cl.both
公開講座「第10回王寺町り~べるカレッジ」を開催しました

王寺町地域交流センターで10月22日、本学の公開講座「第10回王寺町り~べるカレッジ・シリーズ3世界的文化思想を探る」を開きました。地域公共学総合研究所の川本正和知教授が「イスラム教の誕生」をテーマに講演しました。

川本教授はイスラム教について、世界中に10億人以上いるといわれ、キリスト教に次ぐ2番目に大きな宗教と紹介しました。そして、イスラム教を、ある特定の時代のある特定の社会に必然的に生じた社会現象ととらえ、その発生について語りました。

イスラム教が発生したアラビア半島西部の町メッカの周辺は、水のない岩の沙漠(さばく)が広がる地域で、社会現象としてのイスラム教は、西暦紀元616年ごろ、神の言葉を伝える「預言者」ムハンマドを教祖とする100人ほどの小さな宗教教団としてそこに初めて現れたものであること。その時代のアラビア半島西部の人々は、アラブと呼ばれる遊牧民と小さなオアシスの農耕民が多数を占め、人々は血縁関係に基づく部族・氏族社会を形成していたこと、彼らの伝統的文化として多くの神々を崇拝する多神崇拝、また未来を予言する沙漠の巫者カーヒンの存在などを紹介しました。そして、イスラム教の発生を理解するには、イスラム教の生まれた時代・地域の人々が形成していた社会や彼らの持っていた、そういった伝統的な「宗教」観を実感することが重要だと語りました。最後に幾人かの聴講者からの熱心な質問がよせられ、それに丁寧にお答えし講座を終了されました。

次回は11月19日に、「正倉院文書の世界―古代下級官人の生活―」をテーマに開催します。また、11月26日に今年度の公開講座を締めくくるシンポジウム「これからのエネルギーを考える」を開催いたします。ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております。

*シンポジウムについては、事前申し込みが必要です。申込方法については(電話0745-73-7800)までお問い合わせください。