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◇2012-02-29 (水)
cl.both
三郷町公開セミナーの2回目を開催しました
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makican
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2月29日、三郷町公開セミナーの2回目を開き、前回に続いて本学の福留和彦ビジネス学部准教授が「経済診断はなぜ異なるのか?」をテーマに、経済論議の混迷を整理して講演しました。

はじめに、福留准教授はアダム・スミスやレオン・ワルラスによる「古典派」「新古典派」の理論を皮切りに、ジョン・メイナード・ケインズによる「ケインズ派」、20世紀の経済学に最も大きな影響をもたらしたカール・マルクスの「マルクス派」について、経済学の歴史を紹介しました。

続いて、これら理論に基づいて、「日本の経済改革は企業の改革だ」とした野口悠紀雄氏(新古典派)や、「政策の逆噴射こそが諸悪の根源となった」とした植草一秀氏(ケインズ派)、「需要を作りだす供給側にも問題がある」とした吉川洋氏(ケインズ派&シュンペーター)、構造改革、マクロ経済政策を痛烈に批判しているマルクス派の金子勝氏などの理論を比較しながら、近年の日本経済の流れをわかりやすく解説し、それぞれの考え方の違いが「経済診断の違い」となって論じられているのだと説明しました。

そして、自身の理論として「需要の不足が不況の原因となっており、財政政策・金融政策は不可欠」とした上でケインズ派に近い考えであると述べ、「将来の予想需要が問題だ」と結びました。

その後の質疑応答では、「GDPはどのように計算されているのか」や、「経済政策の在り方を、なぜ定期的に評価しないのか」といった質問が積極的に投げかけられ、平成不況と言われる現代の経済動向への参加者の関心の深さが感じられました。