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◇2012-10-20 (土)
cl.both
王寺町り~べるカレッジを行いました
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王寺町り~べるカレッジを行いました
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公開講座「平成24年度王寺町り~べるカレッジ」の『シリーズ3 地球と環境』を、王寺町地域交流センターで開催しました。今回のテーマは「大地の歪みを測定する」で、情報学部の向井厚志教授が担当しました。

本講座は、GPS(Global Positioning System; 凡地球測位システム)の話から始まりました。GPSは自動車などに搭載されているカーナビで使われていますが、地表変位の精密測定にも利用されています。国土地理院は日本全国に約1200点のGPS観測点を設置し、日本列島の地表面変位をmmの精度で監視し続けています。このGPS観測網のおかけで、地震時の地表変位を正確に調べることが可能となり、地震発生のメカニズムの解明に役立っています。

地球表面は複数のプレートと呼ばれる岩盤に分かれており、海嶺で作られたプレートはマントルの流れにのって水平に移動し、海溝から沈み込んでいきます。海溝のようにプレート同士が衝突する場所では、山脈のような地形が作られ、大地に歪みが生じます。日本列島は、こうしたプレート同士がぶつかり合う場所に位置しています。

東日本では、北米プレートの下に太平洋プレートが潜り込んでいます。両プレートは固着領域でくっついていますが、2011年3月の東北地方太平洋沖地震では、宮城沖から福島沖に至る広範囲の固着領域が一気に外れたことで巨大地震となりました。

講座全体を通じて、プレートの沈み込みに伴う歪みの発生を分かりやすく解説しました。透明フィルムに描いたプレート構造や震源分布等の教材を配布し、講演の中で適宜、その透明フィルムを日本列島の地図に重ね合わせました。異なる情報をひとつにまとめることで、プレート構造と震源域が密接に関係していることが分かり、参加した方からも好評でした。

参加した方からは、「毎回参加していますが、それぞれの分野で系統的にわかりやすく説明してくれているので、非常に参考になります。来年も是非とも参加したい」との声が聞かれました。

最後に、シリーズ3を全て受講した方へ賞状が渡されると、謝辞をいただくとともに喜んでいただき、本年度の「王寺町り~べるカレッジ」はこれで終了しました。