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◇2013-03-01 (金)
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「地震活動期の日本」をテーマに公開講座を開きました
「地震活動期の日本」をテーマに公開講座を開きました
「地震活動期の日本」をテーマに公開講座を開きました
makican

本学の平成25年3月度公開講座を三郷町文化センター2階研修室で開き、「地震活動期の日本―地震、なぜ繰り返し同じ場所で発生するのか?―」をテーマに、本学情報学部の向井厚志教授が講演しました。

向井教授は、西日本で発生したプレート境界型の巨大地震の周期を確認し、巨大地震の約50年前から内陸地震が多数発生したことから、巨大地震と内陸地震をセットにして定期的に繰り返されてきた事実を伝えました。西日本では、1995年兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)以降に内陸地震が活発化し、再び地震活動期に入ったのではないかと認識されていることを説明しました。

「なぜ巨大地震が繰り返し発生するのか?」という問いかけに対して、マントルの熱対流に伴うプレート運動を原因に挙げました。プレート同士が衝突すると、一方のプレートが沈み込みます。このとき、プレート同士の接触部分にゆがみが生じて地震が起きます。また、プレートの動きがほぼ一定のため、繰り返し地震が発生するのです。

プレート境界で発生する巨大地震は過去の記録から発生場所を予測できるものの、活断層を震源とする内陸地震の予測は難しいと言わざるを得ません。その理由は地盤の傷(活断層)をすべて把握できているわけではない上に、活断層で発生する地震の繰り返し周期が5千年や1万年といった極めて長い期間の為、「100年ぐらいは誤差のうち」と話して会場を沸かせました。

また、海洋プレートが沈み込み、大陸プレートがひずむ感覚を、長方形の発砲スチロールで再現しました。参加者は、耳元でU字型になるように長方形の発泡スチロールに力を加え、ミシミシ...ときしむ音を確認しました。このきしむ音が内陸地震に相当し、U字型から平行になるよう元に戻る時の弾みがプレート境界で起きる巨大地震と説明に、皆さんはしきりにうなずいていました。

最後に、参加者からの熱心な質問に丁寧に答えて、今回の公開講座を終えました。参加者の女性(64)から「とても分かりやすく教えていただき、参加して良かったです。地震研究の内容を発表している各種団体のホームページアドレスを教えていただいたので、自宅でもアクセスしたいと思います」など感想が聞かれました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。