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◇2013-09-07 (土)
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王寺町り~べるカレッジ「映画になったファンタジー」を開催
王寺町り~べるカレッジ「映画になったファンタジー」を開催
王寺町り~べるカレッジ「映画になったファンタジー」を開催
makican

平成25年度「王寺町り~べるカレッジ」のシリーズ3「映画について学ぶ」(全4回/担当講師2人)の第1回を、JR王寺駅に隣接する王寺町地域交流センターで開催し、本学ビジネス学部の伊達桃子教授が、「映画になったファンタジー」(前半)をテーマに、「よみがえる古典作品」について講演しました。

伊達教授は、近年、英米児童文学の名作ファンタジーが次々と映画化される中、『不思議の国のアリス』『オズの魔法使い』などの古典的作品のリメイクも盛んに行われる点に着目し、古典ファンタジーを現代によみがえらせた時、得られるものと失われるものは何か、また、映画と文学における表現の違い、そして、映画化により生み出される新しい価値について、異なる時代でリメイクされた同じ作品を比較しながら考察しました。

はじめに、ファンタジーについて文学者らの言葉を紹介しながら、「現実とは異なる世界を、あくまでリアルに描くことで、現実世界の諸問題を浮かび上がらせる文学形態」と語り、ファンタジーの映画化における黎明期から発展期までの作品を紹介しました。

その後、初のカラーアニメで常識破りの長編作品「白雪姫と7人の小人」(1937年)を大成功させたウォル・ディズニー(米)の功罪について考え、「埋め草」だったアニメーションを映画の中心にした一方、「ディズニー化」と批判されるように大胆な原作改変で全てを均質化させた点などを紹介しました。

続いて、映画化された『不思議の国のアリス』『オズの魔法使い』『ピーター・パン』の作品を例に挙げ、常に原作を忠実に表現してきたのではなく、時代により、その背景となる各種要因で異なる表現になっている点を確認しました。それらを踏まえ、現代によみがえる古典ファンタジーについて、原作に忠実な映画はあり得ず、しかも、目指す必要もなく、いかにして魅力的な別バージョンを生み出すのかが重要との見解を示して、今回の講座(前半)を終えました。

次回の後半は9月21日(土)14時から、「映画になったファンタジー~現代ファンタジーの挑戦~」をテーマに、伊達桃子教授が講演します。

お問い合わせは、本学公開講座係(電話0745-73-7800)へ。