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◇2013-10-02 (水)
cl.both
三郷町公開セミナーで講演(アベノミクスで何が変わったのか)を行いました
三郷町公開セミナーで講演(アベノミクスで何が変わったのか)を行いました
三郷町公開セミナーで講演(アベノミクスで何が変わったのか)を行いました
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三郷町公開セミナーの第3回「カルチャーサロンさんごう文学・歴史・経済セミナー」が10月2日、三郷町文化センターで開催され、本学の岩見昭三教授が『アベノミクスで何が変わったのか~安倍政権半年間の評価と今後の展望~』をテーマに講演しました。

講演で岩見教授は、みずほ総合研究所が発行した資料を基に、「『アベノミクス』とは何か?」「現在の状況」「政策への批判と反論」「今後の課題や問題点」について見解を述べました。

はじめに、『アベノミクス』という言葉が誕生した理由を解説しました。『アベノミクス』の「三本の矢」には、「"大胆な"金融政策」「"機動的な"財政政策」「"民間投資を喚起する"成長戦略」というように、従来と違い各政策名に形容詞が付けられている点に注目しました。そして、財政政策と成長戦略はこれまでとあまり変わらない政策である一方、今回の金融政策は、「日銀は景気刺激政策も物価上昇政策も採らない」とする従来の方針から大きく異なり、「物価上昇により景気を好循環させる」という政策に転換していることを語りました。

また、現状の円安傾向について、人口減少の日本経済では内需よりも輸出などの外需により利益を出せる良さを伝え、個人及び企業への影響について各種資料を示しながら語りました。ただ、現状の円安効果は、『アベノミクス』による金融政策の成果というよりも、ヨーロッパやアメリカの経済の回復傾向の影響のほうが大きいとの見解を示しました。

最後に、みずほ総合研究所の資料「アベノミクスのマクロ経済への影響まとめ」から、物価の先行き見通しは徐々に高まっているが、目標達成(2年で2%)に対しては、なお懐疑的な見方が強いとするコメントを例に挙げて、岩見教授は「『アベノミクス』の本当の狙いは円安であり、形容詞付きの『三本の矢』などは巧妙なパフォーマンスではないか?」と批判を交えながらも、「現在の『アベノミクス』の成功は、好環境に支えられた短期的な成果にすぎず、真価が問われるのはこれからだ」と、『アベノミクス』効果の今後の動向にこそ注目すべきだとして締めくくりました。