『醒世姻縁伝』出版説明(人民文学出版社)
 
 『醒世姻縁伝』100回、原題は西周生輯著とする。作者の生卒年月及び生涯の事跡は不詳。
一説に西周生は蒲松弱いとするが、定説には到っていない。
 作品の内容と言語から見て作者は山東人で、明末清初に生きた人でなけらばならない。
 『醒世姻縁伝』は前世と今世の二世の因縁果報を叙述した物語で、封建社会の異常な倫理関係を反映している。
 作者の筆は家庭から社会へと伸び、封建社会の官界及び官吏の腐敗ぶりや中下層の人々の生活を細かく描写している。全編にわたり、山東方言が多く用いられており、生き生きとしている。
 『醒世姻縁伝』の現在最も古い版本は天津市人民図書館蔵乾隆戊子(1768年)序の刊本である。印刻はほぼ良いが、残念なことに破損個所がある。
 首都図書館蔵同徳堂刊の版本が現在目にすることのできる比較的完全な本である。今、この版本を底本とし、原版大の影印にした。原本の破損した頁は人民文学出版社蔵の同治庚午の覆刻本により補う。
                               人民文学出版社
                                (1994年10月)

                                  (植田均訳)





『醒世姻縁伝』の言語特徴――同音仮借語――


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