『科挙』
『科挙』は、官吏登用試験で、科目に応じて試験される。隋・唐代に制定。宋以後、科目は進士のみとなる。
ここでは、『醒世姻縁伝』の中で用いられている科挙の制度関連について引用する。
☆ 平民→用役(人夫、人足)、税金などの取り立てが厳しい。
☆ 秀才→用役(人夫、人足)、税金などの取り立てが厳しくない。免除になることもある。
@童生試験→1次試験:県試。
A 〃 →2次試験:府試。
B 〃 →3次試験:院試。
☆童生試験→科挙試験の「前試験」のようなもの。合格すれば「秀才」(=生員)。秀才は、童生、貢生、生員とも言う。科挙試験に応ずる者で、まだ科挙試験に合格していない。
◇歳試→秀才の勤勉・怠惰を査定するため。3年ごとに行う。
◇科試→郷試の前試験。
C郷試→科挙の第一次試験。合格すれば「挙人」。
D会試→科挙の第二次試験。合格すれば「貢士」。郷試に合格した挙人が京師で受ける。
E殿試→科挙の最終試験。合格すれば「進士」。
合格者:◎首席→状元。
二席→榜眼。
三席→探花。
なお、科挙については、名著『科挙』(宮崎市定著・中公新書)がある。
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